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イベントレポート《人材採用》| 採用広報

Voicyとマネーフォワードの採用広報 両社の課題に応じた社内外への取り組みとは

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 人材獲得が激しさ・難しさを増す現在。就職・転職を考えている人材に自社を選んでもらうため、そして入社後に定着し活躍してもらうため、自社のカルチャーなどを発信する「採用広報」がますます重要な取り組みになっている。企業は採用広報をどのように展開していけばよいのか。この点について、株式会社マネーフォワード People Forward本部 本部長 石原千亜希氏と、株式会社Voicy 執行役員 勝村泰久氏が、ウォンテッドリー株式会社が2022年11月2日に開催したイベント「FUZE2022」で議論した。本稿ではその模様をお伝えする。

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Voicyが採用広報で意識していること

石原千亜希氏(以下、石原) 社外向けの採用広報を行う際、誰に何をどのように伝えるかなど、意識していることはありますか。

石原 千亜希氏
石原 千亜希(いしはら ちあき)氏
株式会社マネーフォワード People Forward本部 本部長 公認会計士
2016年に株式会社マネーフォワードにジョインし経営企画部長・IR責任者を務める。2021年より人事に主軸を移し、現在はPeople Forward本部 本部長として、主に人事制度・育成プログラムの設計、D&Iプロジェクト等を主導。

勝村泰久氏(以下、勝村) Voicyでは、企業と候補者が相互選択するというスタンスで採用広報に取り組んでいます。5~6年前に採用広報という言葉が出てきてから、その役割は時代とともに変化してきました。振り返ると、「候補者が企業を選ぶ」という関係性から、氷河期やリーマンショック期を経て「企業が候補者を選ぶ」という関係性に変化してきました。現在は、どちらか一方が見定めるのではなく、「相互選択する時代」に突入したと感じています。相互選択の関係を前提とすると、候補者に広く認知してもらう採用広報ではなく、お互いがコミュニケーションをとれる施策を考えて設計することが重要だと思います。

勝村 泰久氏
勝村 泰久(かつむら やすひさ)氏
株式会社Voicy 執行役員
1985年広島県生まれ。東証プライム上場の株式会社クイックにて営業部長や新規事業開発を経験後、HR divisionの責任者として採用や組織開発、制度設計などに携わる。2020年にVoicyに参画した後はVPoHRとして人事領域を管掌しつつ、アライアンスや事業開発も担当。2021年2月より執行役員に就任。キャリア教育やHRに関する学会講演・イベント登壇、大手企業の人事顧問や自治体の戦略顧問など、幅広く社会活動も行っている。

石原 採用広報だけでなく、面接も相互に選ぶ時代になってきましたよね。相互選択を意識した上で、具体的にどのような訴求をしていますか。

勝村 弊社では候補者の認知から応募~内定にかけて、どのフェーズで何を発信するかを詳細に設計しています。各フェーズでは目的や訴求ポイント、訴求内容に合わせた手段のほか、訴求にかける時間まで考えて戦略を立てています。「多忙な候補者が時間をかけて長文の採用広報記事を読んでくれるのか?」という視点は重要だと考えたためです。

 また、採用活動時に候補者の人材像を細かく設計して、独自のペルソナ像に落とし込む企業は多いのですが、自社が外部からどう見られたいかというペルソナ像を用意するのも大事だと考えています。発信するコンテンツも、外部から見られたい姿(ペルソナ像)に近づくようにつくることが必要です。弊社の目下の課題は、「プロダクトが魅力」というペルソナ像で見てもらうためのコンテンツが手薄なことです。ここの発信を強化していかなければなりません。

石原 プロダクトに関する発信を強化したいとのことですが、プロダクトの発信をするということは、採用広報が一般の広報(広報部が行う広報)と重なることにならないでしょうか。

勝村 一般の広報と情報が重なる部分もありますが、採用広報の対象者はあくまでも候補者です。選考フェーズが進んでいくと、一般の広報資料が候補者のアトラクトにも役立つと考えています。

 また、一般の広報と採用広報のどちらにもいえるのは、企業が選ばれるために提供すべき情報の質が変わってきている点です。現実よりも盛った情報を伝えるのではなく、きちんとファクトを伝える。悪い面も含めて情報提供した上で、相手がどう判断するかが重要になってきています。

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この記事の著者

横内 さつき(ヨコウチ サツキ)

中小企業の採用コンサルタント/人事労務・金融など専門領域の編集者・ライターとして活動する複業フリーランス。パーソルキャリアで求人広告営業、人材系スタートアップにて子育て世代や外国籍向け人材事業を経験。生命保険やカフェ店長、Web制作会社など、異業種の経験も豊富に持つ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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