情報セキュリティ管理士認定試験(以下、管理士試験)と情報セキュリティ初級認定試験(以下、初級試験)は、どちらも事務・管理系の職務や管理職に従事する人を対象としている。全日本情報学習新興協会によると、企業の情報はセキュリティ部門やネットワーク技術者だけでは保護することが難しく、むしろ事務・管理系の部門から漏洩することが多く、その90%はヒューマンエラーだといわれているという。
初級試験は、一般従業員やユーザーレベルが持つべき情報セキュリティに対する基本的な知識を有することを認定する。管理試験は初級試験の上位資格として、セキュリティ対策に従事する管理職やリーダーが持つべき知識を有することを認定する。どちらの試験も、最新のセキュリティインシデントから情報漏えいに対する具体的な対策まで、セキュリティに関する幅広い知識を求められる。
試験会場は札幌、東京、大阪、福岡、沖縄など、15か所を予定。試験時間は10:00〜11:00(60分、初級試験)、10:00〜12:00(120分、管理士試験)。試験料は8000円(税抜き、初級試験)、1万円(税抜き、管理士試験)。初級試験と管理士試験の併願は不可。
なお、会場が東京に限定されるものの、認定試験対策講座の初級試験対策が7月19日(水)に、管理士試験対策が7月2日(日)と7月13日(木)に開講を予定している。認定試験対策講座と試験を同時に申し込むと、講座が1000円割り引きになる。詳しくはこちらを参照のこと。