ヒューマネージは、従業員1人ひとりの「カラダ」「こころ」「エンゲージメント」の状態を組織の成長につなげるための健康管理システム「HealthCore(ヘルスコア)」を10月1日より提供する。
HealthCoreの特徴は次のとおり。
1. 従業員の健康情報を一元化
健康診断の受診促進、健診後の就業判定、ストレスチェックの事後措置、長時間労働者への面接指導など、従業員の健康管理には法律で定められた対応が多く、漏れなく実施することが求められる。HealthCoreのダッシュボードでは、健診の受診状況や就業判定の進捗、面接指導の対象人数がすぐに確認できる。
2. リスク予備群をいち早くフォロー
「健康診断の有所見者」「ストレスチェックの高ストレス者」「長時間労働者」の結果を掛け合わせて確認できる。「健康診断の有所見者で、ストレスチェックの高ストレス者予備群で、時間外が60時間超80時間未満の従業員」といった任意の条件で確認できるため、潜在的なリスク予備群の早期発見が可能となる。また、HealthCoreでは、健診標準フォーマットを採用しているため、他社との比較分析が可能。科学的な指標に基づく、戦略的な健康経営・組織改善を推進する。
3. 充実したストレスチェックとエンゲージメントサーベイを標準装備
同社が提供しているストレスチェック「Co-Labo」は、ストレスの状態と原因だけでなく、「ストレス対処力(コーピング)」や健康経営優良法人の調査項目「プレゼンティーズム」など、健康経営の実践に役立てられる。また、エンゲージメントサーベイ「Qraft」では、「ジョブクラフティング」を科学的に測定できる。人材開発の視点で1人ひとりのエンゲージメントを高め、持続的にエンゲージメントの高い組織づくりに貢献する。
4. 分かりやすいマイページで従業員のヘルスリテラシーが向上
従業員が使うマイページは、見やすさと分かりやすさを追求しており、ストレスチェックの受検や産業医面談の予約、疲労度蓄積度チェックなどが行える。企業担当者、産業医などのスタッフから従業員に向けた健康情報の配信も可能。自身の結果を経年でいつでも確認できるため、ヘルスリテラシーの向上が期待できる。
5. 金融機関レベルのセキュリティ
同社は、2008年にITサービスマネジメントシステムの国際規格ISO20000認証を取得、2011年には情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO27001認証を取得している。また、医療情報を取り扱う事業者が遵守する内容をまとめた「3省2ガイドライン[1]」にも準拠している。
100名利用の場合、利用料金は「ココロとカラダの健康管理プラン」で月額200円/1名。人数に応じてボリュームディスカウントが可能だという。
注
[1]: 厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」、経済産業省・総務省の「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」。
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