学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「入社式」に関するインターネットアンケートを実施した。
入社式は「リアル」での実施を予定している企業が約9割
2024年4月の入社式について、「リアルで実施」と回答した企業が88.0%となった。2023年(81.2%)より6.8ポイント増え、2022年(67.2%)と比べると20.8ポイント増加している。「オンラインとリアルを組み合わせて実施」の3.3%を合わせると、9割以上の企業がリアルで実施予定であることが分かる。
「コロナが5類に移行したので」「2024年入社は、内定式など入社までのプログラムもリアルで開催している」「コロナ禍で縮小していたが、今年は2019年以前と同じスタイルで実施する」といった声のほか、「同期同士で交流してほしい」「先輩社員と交流してほしい」「役員と直接話してもらう機会にしたい」などのコメントが寄せられた。
入社式で実施するコンテンツは「社員と交流できるもの」が最多
入社式で実施するコンテンツを聞いたところ、「社員と交流できる」コンテンツが39.2%で最多。次いで、「同期と一緒に『体験』ができる」(24.2)、「キャリアプランなどの目標設定ができる」(5.9%)が続く。寄せられた詳細は「役員との懇親会を予定している」「社長から直接、辞令を交付する」「同期で一緒に困難を乗り超えてもらうために、入社式後に登山を実施する」「グループ会社全てを見学するツアーを行う」「ワークを通じて、同期同士の交流を深めてもらう」「ご家族にも、会社の経営方針やどのような社員がいるかを知ってもらうために、入社式の様子を配信する」などがあった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年2月22日~2024年3月1日
- 調査対象:企業・団体の人事担当者
- 有効回答数:617社
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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