IPAが提供するiCDは人材育成や経営改善のために、ITに関する業務の実行状況を「見える化」するためのツール。組織や個人に求められるタスクをまとめた「タスクディクショナリ」とタスクの実行に必要な能力(スキルや知識)を体系化した「スキルディクショナリ」の2つから成り立つ。
2014年にiCDの試用版を公開し、パブリックコメントや産業界における実証実験などを踏まえ、2015年6月に正式版が公開された。iCDは毎年更新されており、今回の追加・変更点は次のとおりになる。
また、iCD2017への変更に伴い、「iCD活用システム」「iCDオフィシャルサイト」にもその変更内容が反映されている。Webベースで利用できるiCD活用システムは無料だが、登録が必要になる。
なお、今回の変更により、タスクやスキルに紐付く研修・書籍・資格の情報が検索できるようになったほか、組織ユーザー向けに字組織の研修・書籍・資格といった情報が登録できるようになった。
今回のiCD2017の公開を受け、7月12日にiCDの活用事例などを紹介するセミナーが開催される。このセミナーの開催概要は資格Zineでも紹介したが、詳細はこちらから確認してほしい。