リクルートの研究機関「就職みらい研究所」は、25卒の大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。
25卒の内定率、8月1日時点で91.2%
8月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は91.2%と、前年同月と比べて4.6ポイント増加し、例年より早いペースで9割を超えた。内定率を文理別で見ると、「文系」が89.9%で4.9ポイント増加、「理系」が94.3%で4.0ポイント増加している。
地域別で見ると、「関東」が90.9%で2.6ポイント増加、「中部」が94.6%で9.7ポイント増加、「近畿」が92.5%で3.9ポイント増加、「その他地域」が87.5%で5.2ポイント増加と、全体的に高い数値となった。
進路確定率は80.6%で3.2ポイント増加と、7月1日時点から5.6ポイント増加した。
内定未取得者の7割が「志望内容や範囲は変えずに活動する」
就職活動開始当初と比べた今後の就職活動の方針について、8月1日時点で就職活動を実施している学生に聞いたところ、内定取得者・未取得者いずれも「志望内容や範囲は変えずに活動する」が最も高く、内定未取得者は68.1%で、内定取得者の46.6%よりも高いことが分かる。また、24卒と比べても、内定未取得者の「志望内容や範囲は変えずに活動する」の割合は高い結果となった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、「リクナビ2025」にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3888人(内訳:大学生3037人、大学院生851人)
- 有効回答数:大学生836人、大学院生337人
- 調査実施期間:2024年8月1日~5日
- 調査機関:就職みらい研究所
【関連記事】
・25卒7月末時点の内々定率は86.8% 現在も就活中の学生は27.6%と3割を下回る—学情調べ
・採用候補者とコストを紐付け 採用管理ツール「CANTERA NAVIGATOR」ベータ版公開—LUF
・人材育成DXが進んでいない組織は78% 中小企業の半数が学習管理システムを未導入—LDcube調べ