LDcubeは、人事担当者に対し、「ポスト・コロナの人材育成施策の実態」についてアンケート調査を行った。
65%の組織が「人材育成施策の効果を感じられていない」
人材育成施策の効果を感じているかと質問したところ、「どちらとも言えない」が48%と最多となった。「効果があまり出ていないと感じる」の9%、「効果が出ていないと感じる」の8%を合わせると、65%が効果を実感できていないことが分かった。
「人材育成のDXが進んでいない」は合わせて78%
勤め先において、人材育成におけるDXは進んでいると感じるか質問したところ、「どちらとも言えない」が37%と最も多く、次いで「あまり進んでいない」が24%、「進んでいない」が17%と続いた。
学習行動のデータ取得は、少し進み始めている
勤め先では、社員がどれくらい学習しているかといった学習行動についてのデータを取得・可視化できているかを聞いたところ、「データ取得ができている」と回答した組織状況は31%だった。昨年同時期の調査と比較すると、8%増加している。
中堅・中小企業では、LMSの活用が進んでいない
学習管理システム(Learning Management System)などのプラットフォームを活用しているかという質問に対し、「活用している」と回答した組織を規模別で見ると「1001名以上」は61%、「301~1000名」は26%、「300名以下」は13%という結果になった。 人材育成における学習行動のデータ取得状況は、組織規模により大きな差があることが分かった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査主体:LDcube(調査委託:ProFuture)
- 調査期間:2024年6月28日~7月11日
- 調査方法:Webアンケート
- 調査対象:人事・人材育成責任者・担当者
- 有効回答:213件
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