XTalentは、男性の育休取得に関する実態調査を実施した。
約8割が「男性の育休取得について身近なものである」と回答
男性の育休取得について身近なものであるという実感があるか質問したところ、「非常にある」が46.5%、「非常にある」が33.7%で、約8割が実感していることが分かった。
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実感を持った時期としては、2019年以降、上昇傾向にあり、年々男性の育休取得が身近なものになっていることがうかがえた。
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約85%が「1ヵ月以上」の育休を取得
育休を取得したか聞いたところ、66.3%が「取得した」と回答した。
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取得期間について、「1ヵ月〜3ヵ月未満」が38.6%で最も多く、次いで「3ヵ月〜6ヵ月未満」が22.8%、「6ヵ月〜12ヵ月未満」が20.2%と続いた。
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育休取得後に「仕事と家庭の両立に難しさを感じたことがある」は約86%
育休取得後に仕事と家庭の両立に難しさを感じたことがあるか聞いたところ、「非常にある」が60.5%、「多少ある」が25.4%と、難しさを感じている人が8割を超えた。
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その理由を聞くと、1位は「長時間労働が常態化している(良しとされている)」が58.8%で、2位は「過剰な業務量」が50.0%、3位は「仕事と育児の両立に理解がある男性の上司がいない」が35.3%となった。
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また、そのほかの回答としては、「育休が終わったら育児が終わりと思っているのかと感じるほどの理解の低さ」「世の中のいろんなことが、男性が育児をする前提になってない」といった、社内外での男性が育児に携わることについて理解の低さを課題に感じている声が寄せられた。
約96%が、両立の困難さを理由に「転職を実行もしくは検討した」
仕事と育児の両立しやすい環境を求めて、転職をした/検討したことはあるか質問したところ、26.5%が「転職した」、34.3%が「具体的に活動中、もしくは実行に移す予定」、13.7%が「いずれ機会があれば実行したい」と回答した。約96%が転職を実行、もしくは検討したことが分かった。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 実施期間:2025年6月23〜30日
- アンケート対象者:withworkのLINE公式アカウントを登録している男性
- 有効回答数:172名
- 調査主体:XTalent
- 引用元:XTalent
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