学情は、26卒(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「内定承諾」についてインターネットアンケートを実施した。
5人に1人は、複数の企業の内定を保有
内々定を保有している学生に社数を聞いたところ、「1社」と回答した学生が77.0%で最多となった。「2社」は9.8%、「3社」は6.1%、「5社以上」は4.9%と続き、複数社の内々定を保有している学生が計22.8%となった。8月下旬から9月初めの時点で、5人に1人以上が複数社の内々定を保有している。
複数社の内々定を保有している理由については「まだ迷っているから」「比較のため」「各社の内定者懇親会に参加してから辞退するか判断したい」「より条件の良い企業にチャレンジするため」「まだ気になる企業があったから」「内定辞退を認めてくれない会社がある」「一生の企業にまだ出会えない」「1社は希望の職種だが転居を伴うため身内の反対を受け、2社目はまったく希望職種ではなく将来のキャリアプランが分からなくなっている」といった声が寄せられた。

内々定承諾をして就職活動を終了した学生は66.8%
内々定獲得後の就職活動については、「内々定承諾をし、就職活動を終了した」が66.8%となった。一方、「内々定承諾をしたうえで、就職活動を継続した」は22.1%、「内々定承諾を保留し、就職活動を継続した」は11.1%だった。3人に1人は内々定獲得後も就職活動を継続している。

内々定獲得後も就職活動を継続した理由は「後悔したくないから」が7割超
内々定獲得後も就職活動を継続した理由は、「就職活動で後悔したくないから」が71.6%で最も多く、次いで「志望している企業の選考予定が入っていたから」が38.3%、「内々定を得た企業に決めて良いか分からなかったから」が32.1%、「内々定先に納得していなかったから」が24.7%と続いた。

なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年8月20日~9月2日
- 調査機関:学情
- 調査対象:「Re就活キャンパス」へのサイト来訪者
- 有効回答数:275件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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