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Linuxを知らない人のためのLPICレベル1【101試験】入門 | 第4回

ユーザ・グループとパスワードを管理するコマンドとファイル


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ユーザの作成(続き)

ホームディレクトリの中身

ところで、ユーザの作成と同時に作成されたホームディレクトリの中身はどうなっているでしょうか? 確認してみましょう。

# cd /home/Y
# ls -a(←'-a'オプションを忘れないように!)
. .. .bash_logout  .bash_profile  .bashrc

いくつかファイルが置かれていますね。これらのディレクトリやファイルは、「/etc/skel」ディレクトリの下に配置されているもののコピーです。ユーザを追加したときに、そのユーザのホームディレクトリにコピーされます。/etc/skelディレクトリの中身を確認してみましょう。

# cd /etc/skel
# ls -a

ユーザuserYのホームディレクトリと同じファイルが表示されたはずです。この仕組みを利用して、追加したユーザのホームディレクトリにデフォルトで置きたいファイルを用意することができます。試しに、/etc/skelディレクトリ配下に「test.txt」ファイルを作成した後、ユーザを追加してみましょう。

# touch /etc/skel/test.txt
# useradd userZ
# cd /home/userZ
# ls -a
. .. .bash_logout  .bash_profile  .bashrc  test.txt

ユーザuserZのホームディレクトリに、test.txtが確かにありますね。

ユーザの変更・削除

次にユーザの変更を行いましょう。ユーザの変更にはusermodコマンドを使います。

# usermod -u 511 -g 510 -c "test userY" -d /home/userY -s /bin/bash userY

UIDを「510」→「511」、コメントを「test user」→「test userY」、ホームディレクトリを「/home/Y」→「/home/userY」、デフォルトシェルを「/bin/sh」→「/bin/bash」に変更しました。/etc/passwdファイルを参照して、指定どおりに変更されたことを確認してみてください。

それでは最後に、ユーザの削除を行いましょう。ユーザの削除はuserdelコマンドです。

# userdel userY

削除できたかどうか、やはり/etc/passwdファイルを参照して確認してみてください。これでユーザの作成・変更・削除ができるようになりました。

ファイル内のエントリ(1行データ)を確認するのに便利なコマンド

ユーザとグループの作成・変更・削除を行った結果を確認するときには、/etc/passwdファイルや/etc/groupファイルの中身を見てきました。これらのファイルは1行に1つエントリが記述されていますが、こういったファイルを確認するのに便利なコマンドにgetentがあります。「エントリ(entry)」を「取得する(get)」コマンドですね。

例えば、ユーザであれば、

# getent passwd

で取得でき、

# getent passwd userX

のようにユーザ名を指定すれば、指定ユーザの情報だけをピックアップできます。

一方、グループの場合には、

# getent group

でグループ一覧、

# getent group groupX

で指定グループの表示が行えます。

catコマンドとgrepコマンドを組み合わせても同じですが、便利なコマンドとして覚えておきましょう。

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パスワードの設定

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この記事の著者

土橋 直樹(システムアーキテクチュアナレッジ)(ツチハシ ナオキ)

システムアーキテクチュアナレッジにて講師を行う傍ら、IT技術情報ブログ「テックプロジン」や、スイーツ口コミサイト「スイートウォント」など、各種Webサービスの開発・運営に携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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