Palletは、経営層・事業部・人事が一体となり、人の力で戦略を動かす組織をつくる「共創人事実装プログラム」を提供開始した。経営と人事の分断、理念の形骸化、人が育たない組織構造といった多くの企業が抱える課題を解消し、人の幸せと事業の成果をともにつくる新しい経営の形を実現するという。
同プログラムは3段階のフェーズで構成。これにより「経営の想いが現場に届き、人が自ら動き、戦略が実現する共創型組織」へと進化させていく。
フェーズ1|現状把握・計画
——経営層・事業部・人事が未来像を共有し、人と組織の方向性を定める
このフェーズでは、経営層・事業部・人事がそれぞれの視点から現状を整理し、「今、何が起きていて、どこに向かうべきか」をともに整理する。
採用・育成・評価など個別の課題にとどまらず、事業戦略・組織構造・人材戦略の整合性を可視化し、経営層・事業部・人事が共有できる「変革の筋道」を描く。
- 期間目安:3〜4ヵ月
- 成果:事業と人の整合性が言語化され、変革の道筋が明確になる
フェーズ2|実行・検証
——具体的な人事施策を設計・実行し、現場での検証と改善のサイクルを回す
このフェーズでは、実際に共創人事の仕組みを動かしながら、現場での成果と課題を検証する。新たな人材マネジメントポリシーの下、戦略と優先順位に沿って施策を設計・実行し、現場の実践を通じて「組織が動く」感覚をつかむ。
- 期間目安:8ヵ月〜2年
- 成果:共創人事の仕組みが現場で機能し始める
フェーズ3|自走
——共創人事を仕組みとして定着させ、自走することを目指す
このフェーズでは、共創人事を仕組みとして定着させ、自走することを目指す。経営と現場が互いにフィードバックし合い、組織が自律的に学び、進化し続ける状態をつくり出す。
共創人事が当たり前に息づく組織では、戦略がスピーディに実行され、人と組織がともに成長していく好循環が生まれるという。
- 期間目安:6ヵ月〜(継続支援)
- 成果:共創人事が文化として根付き、持続的に変化を生み出す
なお、同プログラムで期待される効果については、同社は下記の5つを挙げている。
- 人事の役割が、「制度運用者」から「戦略推進のパートナー」に
- 経営と人事の関係が、「報告と承認」から「共創と実行」に
- 現場マネジメントが、「指示と管理」から「対話と共創」に
- 組織文化が、「縦割りと分断」から「つながりと共感」に
- 人の意識が、「評価される存在」から「価値を共につくる存在」に
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