チームスピリットは、従業員のコンディションの変化をリアルタイムに検知する「TeamSpirit パルスサーベイ」を提供開始した。エンゲージメント向上および離職防止に寄与することを目的としているという。
いま少子高齢化に伴う労働人口減少を背景に、企業にとって人材定着が大きな課題となってきた。一方でリモートワークの普及などにより、管理職が部下の顔色や雰囲気の変化を感じ取ることも難しくなっている。その結果、順調に見えていた社員が突然退職してしまうといったケースが増加している。加えて、従来型のサーベイツールでは、回答負担の大きさや、不調の真因特定の難しさが指摘されていた。
TeamSpirit パルスサーベイはこうした状況を受けて開発されたもので、TeamSpiritの勤怠管理画面に最大5問のコンディション調査を組み込んだ。従業員は新たなツールへのログインなしに、日々のルーティンの中で回答できる。これにより回答率の向上と、調査の習慣化が図れるとしている。
収集されたデータはSalesforce基盤上に統合。TeamSpiritに蓄積された「勤怠データ(残業時間・休日出勤)」や「工数データ(業務負荷や日報内容)」などと組み合わせて分析できる。
また今後は、Slackとの連携や管理職向けの改善アクション提示機能の追加も予定されている。
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