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HRzineニュース

中堅社員のキャリア志向、「未定」「志向なし」が半数以上—ALL DIFFERENT調べ

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 ALL DIFFERENTおよびラーニングイノベーション総合研究所は、2025年10月に実施した中堅社員800人を対象に意識調査の中から、中堅社員のキャリア志向について分析した結果を発表した。

 なおこの発表では、キャリア志向について「マネジメントを行い、チームを統率したい」と回答した群を「管理職志向」、「スペシャリストとして、専門領域を極めたい」を「専門職志向」、「役職にはつかず、メンバーとして働きたい」を「メンバー志向」、「独立したい」を「独立志向」、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」を「キャリア未定」、「特にキャリアについての志向はない」を「キャリア志向なし」としている。

ミドルキャリアのキャリア志向、「未定」「志向なし」が半数以上

 ミドルキャリアは自身のキャリアについてどのように考えているかを質問したところ、「管理職志向」は6.3%、「専門職志向」は14.5%、「メンバー志向」は21.5%、「独立志向」は3.4%となった。「キャリア未定」は16.3%、「キャリア志向なし」は38.1%で、キャリアが不明確な割合が半数以上という結果となった。

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男女別のキャリア志向、男性「専門職志向」が女性の約2倍。女性は「志向なし」が4割で最大

 ミドルキャリアのキャリア志向を男性・女性で分析したところ(性別「その他」の回答者は除外)、「管理職志向」「専門職志向」と回答する割合は、ともに女性よりも男性のほうが高い結果となった。特に「専門職志向」は女性が10.3%で、男性は20.5%と約2倍の割合だった。

 一方で、4割の女性が「キャリア志向なし」と回答し、その割合は男性よりも4.6ポイント高くなった。「キャリア未定」(15.3%)も含めると、半数以上の女性が、キャリアが不明確であることが分かった。

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社会人歴別のキャリア志向、社会人9年目から「未定」減少、「志向なし」は増加傾向

 社会人歴別にキャリア志向を分析したところ、「管理職志向」は5~7%の間を前後しており、社会人歴の長さによる増減傾向は見られなかった。「専門職志向」は、社会人5年目は18.3%、社会人11年目以上は19.1%と高い割合になったが、その他は10~15%を前後する結果となった。

 「メンバー志向」「独立志向」も社会人歴の長さによる増減傾向は見受けられなかった。

 「キャリア未定」は社会人9年目で20.0%となり、その後減少傾向にあった。一方で、「キャリア志向なし」は社会人9年目で34.8%となり、その後増加傾向にあった。

 総じて、経験年数を重ねてもキャリア志向が明確になるわけではないことが分かった。

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非定型業務の機会がないミドルキャリア、約6割がキャリアの「志向なし」

 決まった手順やルールがなく、状況に応じて柔軟に対応する必要がある「非定型業務」に関わる機会はどれくらいあったかという質問に対し、「とてもよくある」「たまにある」と回答した割合の合計を「非定型業務の機会あり」、「あまりない」「全くない」と回答した割合の合計を「非定型業務の機会なし」と分類して調べたところ、「非定型業務の機会あり」は「非定型業務の機会なし」に比べ、「管理職志向」「専門職志向」の割合がそれぞれ8.3ポイント、16.8ポイント高くなった。一方、「非定型業務の機会なし」は、「キャリア志向なし」が59.7%と多くの割合を占める結果となった。

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部門間連携の機会があるミドルキャリア、約3割が「専門職志向」と回答、機会がない層の約3倍

 部門間連携や全社的なプロジェクトに関わる機会はどれくらいあったかという質問に対し、「とてもよくある」「たまにある」と回答した割合の合計を「部門間連携の機会あり」、「あまりない」「全くない」と回答した割合の合計を「部門間連携の機会なし」と分類して調べたところ、「部門間連携の機会あり」は「部門間連携の機会なし」に比べ、「管理職志向」「専門職志向」の割合が高くなり、特に「専門職志向」は30.5%と「部門間連携の機会なし」の3倍以上の結果となった。

 一方で、「部門間連携の機会なし」のうち48.6%が「キャリア志向なし」と回答し、「部門間連携の機会あり」より37.0ポイント高い結果となった。

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部署異動の経験がないミドルキャリア、約半数がキャリアの「志向なし」と回答

 部署異動の経験はあるかという質問に対し、「1度ある」「2度ある」「3度ある」「4度以上ある」と回答した割合の合計を「部署異動の経験あり」、「なし」と回答した人を「部署異動の経験なし」と分類して調べたところ、どちらも「志向なし」が最大の割合となり、「部署異動の経験あり」は25.4%、「部署異動の経験なし」は46.9%となった。

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約4割が働き続けることへの不安を実感。中でも「キャリア未定」が最も高く半数超

 今後のキャリアが描けず、この会社で働き続けることに不安を感じることがあるかを質問したところ、キャリアが描けず働き続けることへ不安を感じることが「とてもよくある」と回答した割合は11.4%、「たまにある」と回答した割合は24.8%となった。約4割が不安を感じていることが分かる。

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 今後のキャリアイメージが描けず、この会社で働き続けることに不安を感じることがあるか、キャリア志向別に比較したところ、「専門職志向」と「キャリア未定」の半数以上が、キャリアが描けず働き続けることへの不安を感じることが「とてもよくある」「たまにある」と回答した。

 一方、「キャリア志向なし」「管理職志向」は、4割以上がキャリアを描けず働き続けることへ不安を感じることが「あまりない」「全くない」と回答した。

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調査概要
  • 調査対象者:社会人5年目以上15年未満かつ管理職未満の社会人
  • 調査時期:2025年10月6~7日
  • 調査方法:調査会社によるインターネット調査
  • サンプル数:800人(社会人5年目115人、6年目115人、7年目115人、8年目115人、9年目115人、10年目115人、11~14年目110人)

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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