RMSによれば本調査は、従業員自身が認識する組織や仕事に対する適合度やそれらを促進・阻害する要因に加え、上司による部下への支援行動について明らかにし、従業員にとっての適材適所とは何かを考えるヒントを得ることを目的に実施。適材適所を実現するための配置・異動施策に関する企業調査は散見されるが、本調査では従業員の声をもとに、職場における適材適所の実態を明らかにすることを試みたという。
回答は従業員300名以上の企業に務める管理職、一般社員より募っている。組織や仕事への適合度やこれまでの異動経験を聞くことから、社会人経験3年目以降の20代半ばから40代の正社員を対象とした。分析に際しては、適合度や要因の認識は一律ではなく、属性や志向によって傾向が異なることも考慮し、グループ別集計も行われた。