同調査は、24歳~35歳のビジネスパーソン400名を対象に、2月9日~11日の期間に実施されている。
調査対象者に、今の会社で引き継ぎを受けたことがあるかを尋ねたところ、「ある」と答えた人が約8割に達した。
引き継ぎの日数としては、「1週間以内」「3日以内」の順で多く、比較的短期間となっている。
引き継ぎがスムーズだったかを尋ねた質問では、7割近くが「スムーズだった」と回答しており、「スムーズではなかった」が3割強だった。
引き継ぎがスムーズだった/スムーズではなかった、それぞれの理由を見てみると、「スムーズだった」人は「引き継ぎする人がスムーズに引き継いでくれた」「十分な時間があった」という回答が、「スムーズではなかった」人の場合は「十分な時間がなかった」「急で心の準備がなかった」などが挙げられている。
なお、「スムーズだった」「スムーズではなかった」の理由として、どちらの場合も「引き継ぎ時間」が上位だったが、実際には日数には大きな差は見られず、むしろ「スムーズだった」人の方が引き継ぎ時間は「1日以内」が多かった。
その他の要因に目を向けると、「引き継ぎがスムーズだった」人は「スムーズではなかった」人と比較して、「職場の風通しよく円満」「部署やチームの目標が明確」「1人ひとりの役割分担が明確」といった傾向が高い。
今の職場で働き続けたいかを尋ねたところ、「スムーズだった」人は「スムーズではなかった」人と比較して、今の職場で働き続けたい気持ちが強かった。
引き継ぎの際に使用したツールを尋ねた質問では、「印刷された紙文書」「口頭」「エクセル」が上位となっており、2013年の調査結果と比較すると「メール」「紙文書」「ワード」が10%以上減少している。