CompTIA Linux+はANSI(米国規格協会)によりISO/IEC 17024:2012の認定を受けた資格。試験では、Linuxの主要ディストリビューションに関連するタスクが出題されるため、ベンダー/ディストリビューション固有のスキルを育成するための基礎を身につけられる。また、必要とされるスキルを正確に評価するために、選択式の設問に加え、パフォーマンスベーステスト(シミュレーション。詳細はこちらから)が出題されるという。
CompTIA Linux+試験では制限時間90分で最大90問に解答する。合格ラインは100~900のスコア形式で720スコア以上。受験料は、一般価格が4万0424円、CompTIAメンバー価格が3万4361円(ともに税込み)。
なお、同資格取得を通じて修得できるスキル、および各カテゴリの出題割合は次のとおりとなっている。
- ハードウェアとシステム設定(21%)
- カーネルモジュール、ネットワークパラメータ、ストレージ、クラウドや仮想化テクノロジーなどを設定する。
- システムのオペレーションとメンテナンス(26%)
- ソフトウェアとサービスを管理し、サーバーの役割、ジョブのスケジューリングとLinuxデバイスの使用と運用について説明する。
- セキュリティ(19%)
- パーミッションと認証、ファイアーウォール、ファイルマネジメントのベストプラクティスを理解する。
- Linuxのトラブルシューティングと診断(20%)
- システムのプロパティを分析し、ユーザー、アプリケーション、ハードウェアの問題をトラブルシューティングする。
- 自動化とスクリプティング(14%)
- 基本的なBASHスクリプト、Gitを使用したバージョン管理、オーケストレーションプロセスを実行する。