同調査は10月2日~10月20日に、「マイナビ2021」に登録している全国の大学生および大学院生を対象に実施され、5247名(文系男子:767名、理系男子:880名、文系女子:2542名、理系女子:1058名)から回答を得ている。
インターンシップに応募したことがある学生は93.8%(前年比11.1ポイント増)、参加したことがある学生は84.9%(前年比12.1ポイント増)と、ともに前年よりも10ポイント以上増加。これは2014年の調査開始以来の最高値という。平均参加社数も3.2社(前年比0.2社増)と5年連続で増加した。
参加社数の内訳は、インターンシップ未参加は15.1%(前年比12.1ポイント減)、1社参加が17.7%(前年比4.7ポイント減)だった一方、2社以上参加が67.2%(前年比16.8ポイント増)と、複数社でインターンシップに参加する学生が増えている。
インターンシップの選考を経験したことがある学生は全体で61.1%(前年比10.7ポイント増)。また、初めて半数を超える50.8%の学生が1回は選考に落ちたことがあると回答した。
今後参加したいプログラムの内容は、「実際の現場での仕事体験(33.5%)」が最も高く、「実際の現場の仕事のシミュレーション体験(18.6%)」「会社見学・工場見学・職場見学(14.5%)」と続いた。マイナビは、実際の仕事体験を学生に提供することは難しくとも、業務のシミュレーション体験や職場見学などで、仕事環境や内容をより現実に近い形で体験できるプログラムを用意することが、学生とのマッチングを図るうえで重要なポイントになるだろうと述べている。