リモートワークを導入している(または導入予定)企業は2019年の統計で26.3%。2013年には現在の約半分の12.6%であったため、リモートワークは確実に浸透してきているといえる(総務省「通信利用動向調査」より)。また、新型コロナウィルスの感染拡大防止策としてリモートワークが広がってきているほか、今年は東京オリンピック/パラリンピック開催による交通機関の混雑回避などもリモートワーク普及のきっかけになると予測される。
こうしたことを背景にCAMELORSでは、リモートワーク導入に関心のある企業、担当者に向け、リモートワーク支援サービスのカオスマップを作成したと述べている。同カオスマップには42カテゴリ、314のサービスがまとめられている。
なお、同社ではリモートワーク支援サービスの傾向も分析。以下の2点を挙げている。
- リモートワークで使えるツールは、単純な管理から成果創出へ向けたツールが増加
- プロジェクトやタスクの業務管理だけでなく、各メンバーのパフォーマンス状態が一目でわかるような、マネジメントに役立つサービスも増えてきた。また、Web会議ツールの利用者が急増しており、インストールなしですぐに使えるだけでなく、会議中の挙手を表現できたり、映像の背景が気になる時に「バーチャル背景画像」で背景を変えられたり、ちょっとしたユーモアでコミュニケーションを円滑にすることができる機能が出てきた。
- 複数のクラウドサービスを1つのプラットフォームで実現するiPaaS領域が注目
- 一つひとつのツールは便利になっている一方で、複数のツールを導入している企業では用途によって使い分けが発生し、無駄な業務や情報管理の手間が増えてしまうケースもある。そこで、iPaaS「Integration Platform as a Service」といった、異なるアプリケーションをつなげてデータを統合したり、システムを連携させたりするクラウドサービスが注目されている。
CAMELORSが配布しているリモートワーク支援サービスのカオスマップは、こちらからダウンロードできる。