コロナ禍の後も多くの企業で、リモートワークなどが定常化した状態(ニューノーマル)を前提とした経営に取り組む必要がある。企業が従業員に提供する学習においても、場所を問わず学習できる環境を迅速に確立できるIT環境の構築や優れたコンテンツの提供が重要になる。
今回のサービスでは、日本IBMが人材戦略策定から育成、プラットフォーム構築、運用までの一貫したサービスを提供する。また、コーナーストーンが提供する学習管理システム「Learning Experience Platform」を活用し、使いやすいプラットフォームを迅速に整備する。学習コンテンツについては、ニューズピックスが提供する動画学習サービス「MOOC Enterprise(Massive Open Online Course)」や、日本IBMが提供するテクノロジーの最新情報を提供するコース、ビジネススキルやコーチングといったビジネス関連のコースを利用できる。
このサービスを通して、企業は従業員のアップスキルやリスキルを図れるほか、従業員の受講履歴の把握や受講実績に基づいた育成支援を行えるようになり、企業のデジタル変革を人材育成の観点で強化できる。
同サービスは、クラウド上のラーニングプラットフォームおよびコンテンツが最初の3か月間無償で提供される。企業はこの期間にサービスを試用し、サービス利用の意向や要望を明確にできるため、ニーズに合わせたラーニング環境の構築やサービスの導入を行いやすい。