プラスアルファ・コンサルティングは、同社のタレントマネジメントシステム「Talent Palette(タレントパレット)」において、組織開発の権威である甲南大学 西川耕平教授の監修のもと、新たに組織のコンディションを見える化する組織診断機能 「TPOD(Talent Palette Organizational Diagnostics)」(以下、TPOD)の提供を開始すると6月30日に発表した。同機能はタレントパレットの標準機能として無償提供する。
TPODでは社員に対し、組織や職場、個人について「ビジョンの浸透度」や「目標の納得度」「やりがい」「成長機会」「人間関係」などをアンケート形式で実施。回答結果をもとに組織を「協調重視型組織」や「戦略重視組織」など7つの組織タイプに分類することで、各組織の特徴や課題点を抽出し、推奨される改善施策の提案まで行う。調査、分析、レポートティングまで全てをタレントパレット内で実施するため、スピーディな調査が可能となる。
また、診断結果単体での活用だけでなく、タレントパレットに蓄積した社員満足度調査の結果や豊富な社員情報など各種データと組み合わせて、具体的な組織改善のヒントが発見しやすくなるという。
例えば、組織ごとの診断結果に基づき、改善すべきマネジメントの異動案を異動シミュレーション機能上で行う、組織の長所を牽引している社員を抽出して改善施策のメンバにアサインするなどで、より適切に組織を改正できるようになる。定期的に調査を実施することで、組織改正や改善施策の効果検証も可能となる。
今後は、組織の課題を解決するために、タレントパレットから推奨された「マネジメント研修」「職場活性化プログラム」などの改善施策に対し、その場で自社の研修などの改善プログラムを受講できるようにするほか、研修プログラムや人事コンサルティングを提供している企業との連携により、外部の研修プログラムを選択・受講できる機能を実装する予定。