学情は、新型コロナウイルスの影響で、選考の一部が「オンライン」に代替されていることを受け、「Webセミナー・Web面接」に関するアンケートを実施。同社の転職サイト「Re就活」を訪れた20代の転職希望者797名から回答を得た。調査期間は、2020年7月1日~7月6日。
(詳細な調査結果はこちらからダウンロードできる)
転職希望者の約8割(79.2%)は、「オンライン選考があれば活用したい」としている。活用したい理由としては、「在職中でも調整しやすい」「場所を選ばずに参加できる」「新型コロナウイルスの感染を防ぐことができる」という声が寄せられた。
オンラインで参加できるメリットは「交通費の節約」が最多で70.5%、次いでほぼ同数で「移動時間を節約できる」の68.8%だった。また、在職中の場合は、就業後や休日を利用しての転職活動となるため、面接日程などの調整が難しいケースもある。在職中でも、普段の仕事をおろそかにせずに転職活動ができる方法として、オンライン選考は歓迎されているのではないかと同社は述べている。
一方で、「Webセミナー・Web面接で不安なことは」という質問では、「画面越しだと、企業や社員の雰囲気が分かりにくい」が最多で67.0%、次いで「画面越しだと、言いたいことや熱意を伝えにくい」が47.7%。「会社や社員の雰囲気を知る」「熱意をアピールする」といった選考における相互理解が、画面越しだと難しくなることが懸念されている。
「直接訪問とオンラインのどちらを希望するか」の質問では、最終選考の場合は「直接訪問」が最多で39.9%、次いで「どちらかと言えば直接訪問」23.2%となっており、約6割が「直接訪問」を希望している。転職希望者の約8割は「オンライン選考があれば活用したい」としているが、「直接訪問」と「オンライン」の両方の選択肢があれば、「直接訪問」を希望する求職者が多いことが分かる。
一方、一次選考の場合は「直接訪問」「どちらかと言えば直接訪問」と回答した人は37.4%で、「オンライン」「どちらかと言えばオンライン」と回答した人は30.9%。選考のステップが上がるにつれて、企業に直接訪問し、コミュニケーションを図りたいという意向が伺える結果となった。