ワークポートは、全国の転職希望者(20代~40代の男女)365人を対象に、「新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化」についてアンケート調査を行った。調査期間は2020年5月26日~6月2日。
対象者に、新型コロナウイルスが自身の価値観に変化を与えたと感じるか聞いたこところ、約80%が新型コロナウイルスの感染拡大により価値観や意識、考え方に変化があったと回答しており、またその変化が自身にとって良いものだと考えている人も多いことが分かった。新型コロナウイルスは国民の生活や経済に甚大な影響を及ぼしているが、その一方で、未曾有の事態のなかで新たに生まれる価値観や考え方は必ずしも悪いものではないということが感じられる結果となった。
新型コロナウイルスが自身の価値観に変化を与えたと回答した人に、具体的にどんな変化があったのか聞いたところ、仕事から生活、日常の考え方まで、さまざまな面で価値観に変化が生じていることがわかった。これまで家族と過ごす時間や家事をする時間、自分の時間などを十分にとれず、外出自粛やテレワークへの移行によって初めて時間に余裕ができた人も多く見られた。新型コロナウイルス終息後も今回新たに始めたことを継続したいか聞いたところ、仕事・生活ともに「継続する予定」、または「できれば継続したい」と回答した人が約90%だった。
アフターコロナは、新型コロナウイルスが流行する前のような生活が戻ってくると思うか聞いたところ、半数以上が、今後新しい生活様式になっていくだろうと予想している一方で、以前のような生活が戻ってくると考えている人も20%ほどいる。今後はニューノーマルの世界が到来すると言われているが、未だ予測がつかない状態は続いているようだ。
これまで新型コロナウイルスによって多くの人命が奪われ、経済は大きな打撃を受けるなど、人々の生活にさまざまな影響を及ぼしている。しかし、新型コロナウイルスによる外出自粛や働き方の変化をきっかけに、図らずも自身の仕事や生活、価値観と深く向き合うことになったようだと、同社では述べている。