グリーンは、同社の勤怠管理システム「Time-R(タイムアール)」の打刻端末として、サーマル測温機能付き顔認証端末を採用。リアルタイムでデータ連携することより、新型コロナウィルス感染対策と勤怠管理を同時に実現できるサービスを提供開始した。
新型コロナ感染対策として多くのサーマルカメラが流通している中、測温以外には活用できないものが多い。そこで同社は、サーマルカメラの測温機能とAIを搭載した高性能な顔認証機能を持つ端末に、残業時間算出や有給休暇の自動付与機能を持つTime-Rをリアルタイムで連携するシステムを開発した。不正を防ぐ機能を使った遠隔地での打刻や、休憩時間の設定などテレワークに適した機能も備える。
サーマル測温機能付き顔認証端末をオフィスの入り口などに設置すると、出社した従業員の顔認証と共に測温・マスク着用チェックと同時に出勤の打刻を行う。基準以上の温度、またマスクを着用していない場合は警告を発し、オフィスへの入室を防ぐ。
また、管理者は従業員の位置情報、打刻時間、体温、マスクの状態、カメラで撮影した画像データを、リアルタイムでTime-Rの管理画面で確認できる。
Time-Rの初期設定費用は3万円(税別)で、月額システム利用料は1万円(税別)。サーマルカメラの費用は設置方法・導入台数よって異なり、サーマルカメラ単体での販売・サポートも行っている。