富士通は、グローバル拠点を含む全社員約13万人の働き方改革の実践知とテクノロジーを融合させたソリューション群を「FUJITSU Work Life Shift」として10月9日より提供を開始する。
FUJITSU Work Life Shiftは、ニューノーマルにおける新たな働き方を実現する17種のソリューションを体系化したもの。「Smart Working」「Borderless Office」「Culture Change」の3つのカテゴリーで構成されている。同社実践を通して得られたノウハウやテクノロジーに加え、すでに提供されているものも含めた59種のサービス・製品を、利用者に適した組み合わせで提供する。
59種のサービス・製品は17種のソリューションに体系化。そのうちの主要7種のソリューションとそれらの関連サービスは次のとおり。
また、その中で11月30日からは、「FUJITSU Collaboration Space」のサービス提供も開始する。これにより、テレワークにより離れた人同士が、会議室など同じ仮想空間で作業を実施することができるようになる。
同社では、2015年度に社員のコミュニケーション基盤をグローバルで統一し、2016年度から先進技術を継続的に活用できるよう、マルチクラウド環境への移行を進めてきた。また、2017年度に場所にとらわれないフレキシブルな働き方を可能とするテレワーク制度を導入。2020年度に入り、全社員がテレワークを実施できる環境を準備し、7月からさらなる働き方改革として「Work Life Shift」を推進してきた。
富士通は、今後もグローバル視点で働き方改革を加速させ、実践知を積み上げていくとともに、新たなテクノロジーを開発・実装し、さらなるソリューションの拡充を目指す。同時に、医療や建設現場などの業務を支えるサービスも順次提供し、ニューノーマルな社会に適した、持続可能で多様な働き方の実現に貢献していくとしている。