ヒューマネージは、理系特化の採用ツール「TECH OFFER(テックオファー)」を運営するテックオーシャンと採用支援業務において業務提携を行い、採用管理システム「i-web」と「TECH OFFER」のリアルタイム連動を開始すると発表した。
急激なテクノロジーの発達により、ITや数字に強い人材の獲得は、多くの企業で重要な採用課題の一つとなっている。しかし、学生の割合をみると、いわゆる文系学部の学生が58.9%であるのに対し、理系学部の学生は20.6%となっており、理系学生については学生優位の“売り手市場”の様相を呈している。
理系における人材獲得競争が一層激しくなるにともない、企業が学生にアプローチする効果的な手段として、「専攻分野」や「研究テーマ」で求める人材を探し出してアプローチする“理系特化型・ダイレクトリクルーティング”が注目を集めている。TECH OFFERは、学生を所属大学や希望職種、技術スキルなどに応じてアプローチが行えるダイレクトリクルーティングツールで、日本全国の大学研究室および大学教員約3万人とそこに紐づく約150万件の技術キーワードを収集した国内最大規模のデータベースを有している。たとえば、工場の自動化などに役立つ画像処理、画像認識、IoTなどのスキルを持つ大学研究室を特定してターゲットを設定し、自動でアプローチできる。
ヒューマネージは、大手企業からスタートアップ企業まで幅広い企業が利用しているTECH OFFERと、同社の採用管理システムi-webをリアルタイム連動させることで、多くの企業が抱える“理系人材”採用の課題解決に貢献できると考え、今回の業務締結に至った。