マネーフォワード クラウドの導入事例を紹介
山川氏は先に紹介した「入退社手続き、勤怠管理、給与計算、会計仕訳」の一連業務におけるデータ連携について、デモンストレーションを実施。さらに、ほぼすべてのシステムを切り替えたという事例を紹介した。
バックオフィスで170名のスタッフがいるシステムインテグレータの事例では、導入前は各勤怠の申請と打刻の管理が別々のシステムとなっており、給与データはExcelで管理してインポート、給与明細が紙、会計の連携が手入力で、従業員の経費申請は紙ごとにExcelにまとめて会計ソフトに入力と、かなりアナログの管理をしていたが、一気にバックオフィスを変えたことで、前述のような効率化がかなった。
また、マネーフォワード クラウド給与の1サービスのみを導入している例も紹介。32店舗、飲食店を経営している会社に導入したところ、補給計算を1人で回せるようになった。まずはそうした形で「1サービスから導入」し、その後連携する業務に広げていくという事例も多いという。
最後に山川氏は、マネーフォワード クラウドについて「個人事業主や中小企業向けにサービスを展開しており、中堅企業向けには課題も多かった」と前置きしつつ、「現在はIPO準備企業や上場企業、中堅企業にも活用いただけるサービスへと成長している。ぜひとも拡張性に期待してほしい」と語り、全体のまとめとした。