学情は、20代の仕事観や転職意識をひも解くためにアンケート調査を実施。今回は「成長できそうと思う企業の特徴」に関して調査をし、結果を発表した。調査期間は2020年11月13日~2020年12月1日で、264名から回答を得た。
コロナ禍で「成長できそう」と思う企業の特徴に「変化があった」「どちらかと言えば変化があった」との回答が37.5%となった。「変化がない」「どちらかと言えば変化がない」(29.5%)を、8.0ポイント上回っており、コロナ禍で、20代が「成長できそう」と感じる企業の特徴が変化していることが分かった。
「成長できそう」と思う企業の特徴について、コロナ禍で最も重視するようになった点は、「テレワークなど場所を選ばない働き方ができる」が最多で30.3%、次いで「新規事業にも挑戦している」と続いた。「時代の変化に柔軟に対応している企業に転職したいと思うようになった」「テレワークやWeb商談など、リモート対応の進んでいる企業は、企業としても成長力があり、社員も成長できる環境ではないかと思う」「テレワークでは、より一層社員1人ひとりの生産性の向上やスキルアップが必要だと思う」「テレワークはただ導入するだけでなく、テレワークのなかで活発にコミュニケーションを取る仕組みを作るなど、どう運用するかが企業の成長力に影響していると思う」などと指摘する声も挙がった。テレワークの導入有無だけでなく、テレワークで成果が出せる環境かどうかも、20代の転職希望者が注目しているポイントであることがうかがえる。
自身の「成長」のために取り組んでいること、取り組みたいことは「資格を取得する」が54.2%で最多。次いで、「ITスキルを身に付ける」31.4%、「新聞などで経済ニュースを情報収集する」30.3%、「Officeソフトのスキルを高める」29.2%と続いた。資格取得やスキルの習得を通して生産性を向上させ、市場価値を高めたいという意向がうかがえた。