パーソル総合研究所とパーソルラーニングが組織統合を発表

　総合人材サービスのパーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームであるパーソル総合研究所と、研修事業を展開するパーソルラーニングは、2021年4月1日をもって組織統合することを発表した。なお、組織統合はパーソルラーニングを存続会社とし、社名をパーソル総合研究所に変更する形式で実行する。

　パーソル総合研究所は、2017年に旧インテリジェンスHITO総合研究所と旧テンプスタッフラーニングの2社が統合して誕生した組織であり、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームとして、調査・研究、人事コンサルティング、研修、そしてタレントマネジメントシステムなどのHRテックの各事業を手掛けてきた。

　一方、パーソルラーニングは、1989年に富士ゼロックス総合教育研究所として設立され、2019年にパーソルグループ入りした主に研修事業を展開する組織。設立以来30年にわたり、延べ 21万社以上の顧客に人材育成・営業力強化・組織開発などのサービスを提供してきた。

　両社ともに顧客の人事・組織課題の解決に資するソリューションを展開しており、1つの組織とすることで、ソリューション間の連携強化とシナジー創出に取り組む。特にシンクタンクにおける知見・ネットワークを研修事業のソリューション開発に活かすこと、人事コンサルティングとタレントマネジメントの顧客に研修ソリューションも提供することで、複雑化する顧客の課題をより一層解決できる体制を構築するという。

　2021年4月からの会社概要は次のとおり。