学情は、緊急事態宣言を受け、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象にアンケートを実施。調査期間は2021年1月8日~2021年1月13日で、440名から回答を得た。
緊急事態宣言の発出で「就職活動が厳しくなる」と感じている学生が85.0%に上り、「厳しくなるとは感じない」15.0%を大きく上回った。「企業に直接訪問できる機会が、さらに減りそう」「対面で情報収集できる機会がさらに減り、企業理解を深めることが難しくなりそう」「直接企業に訪問する、リアル開催のインターンシップが中止になるのではないか」など、企業と直接コミュニケーションを取る機会が減ることを不安視する声が寄せられた。
また、「景気の悪化で採用数を減らす企業が増えるのではないか」「旅行や観光など、希望する業界で採用を中止する企業が増えるのではないか」など、経済環境の悪化により採用数を減らす企業が増えるのではないかと指摘する声も挙がっている。
また、就職活動に「不安や危機感を感じる」学生が94.8%に上った。「不安や危機感は感じない」の回答は5.2%に留まっている。
就職活動で感じる不安は、「希望する企業や業種の内定(内々定)を得られるか」が80.1%で最多。次いで、「希望する企業や業種で、採用数が減るのではないか」48.2%、「希望する企業や業種で、採用のハードルが上がるのではないか」45.8%が続いた。採用数が減ったり、採用のハードルが上がったりすることで、内定を得にくくなることに不安を感じている学生が多いことが分かった。