新経営サービス 人事戦略研究所は、中堅・中小企業向けの「ジョブ型人事制度構築コンサルティング」をスタートした。
近年、企業人事の分野において「ジョブ型」という言葉が急速に広まった。特に、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業は様々なワークスタイルへの対応を迫られる中、ジョブ型人事制度の必要性といったニュースを頻繁に見聞きするようになった。一方で、ジョブ型という言葉だけが先行して広まってしまった結果、意味が曖昧になったり、誤って捉えられたりしている場面が多く、企業人事を混乱させている一因にもなっている。
そこで同社では、中堅・中小企業のジョブ型人事制度導入に向けた課題の抽出から、制度構築・定着までをトータルに支援する「ジョブ型人事制度構築コンサルティングサービス」を提供するに至ったという。ジョブ型人事制度導入の是非判断を含め、初回相談は無料で行う。
同サービスは以下のように進められる。
- 1. 方針策定フェーズ
- 「ジョブ型人事制度の概要説明」「ジョブか能力か、どちらに比重を置くか」「職務型か、役割型か」「対象は管理職のみか、全社員か」「職種は専門職のみか、全職種か」「社内相対価値重視か、社外水準重視か」などについて、さまざまな観点から導入の是非を検討。
- 2. 職務分析・職務基準作成フェーズ
- 職種別・階層別に社内の職務を洗い出し、各職務の内容・レベルについて明らかにする。アウトプットとして、個別職務ごとの「職務記述書」(ジョブディスクリプション)を作成。作成した職務記述書に基づき、各職務の職務価値を、対社内・対社外での相対的な比較によって導出する。
- 3. 人事制度設計
- 全体方針や職務分析・評価の内容に基づき、等級制度や賃金制度、評価制度といった人事諸制度について設計。職務給を採用し、かつ職務ごとのマーケット水準を重視する場合には、外部報酬水準調査を実施した上で職務等級ごとのターゲット水準(ポリシーライン)や賃金レンジを決定。
- 4. 導入・定着支援
- 「新制度移行シミュレーション実施」「移行措置の設定」「社員説明会実施支援」「評価者研修の企画・講師派遣」「運用フォロー」「社員意識調査の定期実施」「制度マイナーチェンジ」まで、導入・定着をサポート。