ミッションは採用計画の達成。まずは課題を明確化する
——まず、御社の事業をご説明くださいますか。
セブンデックスは2018年の創業で、「小さな革命を次々と生み出し、日本のシーンを沸き起こす」というパーパスを掲げています。その実現に向けて、現在は2つの事業を展開しています。1つが、BtoBマーケティングやブランディングなど、クライアントの事業成長を支援するビジネスクリエイティブスタジオ事業。もう1つが、2024年1月からスタートしたHRソリューション事業です。人や組織の可能性を最大限に引き出す事業を行っています。
——未経験の1人目人事として御社に入社されるまでの、神保さんの経歴を教えてください。
私は当社に入社する前、2つの事業会社を経験しました。1社目はWeb系のベンチャー企業で、営業や新規事業の立ち上げに従事しました。2社目でも新規事業の立ち上げに関わりました。そんな中で、人や組織が事業をつくり上げていくということを痛感したんです。
また、ちょうど30歳を迎えたときに、30代のキャリアをどう築いていけばよいのかを考えました。その結論として、「人や組織の側面から事業を強くできる人材になりたい」と思ったんです。そうして人事というキャリアに関心を持つようになっていたタイミングに、当社から声をかけてもらい入社したという流れです。
——つまり人事としては未経験で入社されたわけですが、最初に託されたミッションは何だったのですか。
ミッションは、当時の採用計画を達成することでした。それに対してどういうアプローチをするのか。いまの課題は何なのかを代表にヒアリングしました。
また、並行して事業部のメンバーとも1on1ミーティングを重ね、それぞれに入社の経緯やいまの組織の課題を聞いていきました。
共通していたのは、採用に関する課題感でした。具体的には、外からの見え方(デザインの会社)と実態(ビジネスの課題を解決する会社)にギャップがあることが分かりました。他にも、私が入社する前は役員が人事を兼任していたので採用にフルコミットできておらず、そこを担保しなければいけないといった課題もありました。