ライトワークスは、「外国人材支援プロジェクト」を立ち上げることを発表した。プロジェクトの第1弾として、外国人材を雇用する企業向けのeラーニング用教材「外国人採用企業向けシリーズ」【入門編】および【基礎編】を4月20日より提供開始する。
外国人は、自国で日本語の勉強はできたとしても、日本で働く際に知っておくべき知識や、注意すべき点などについては知らないまま来日しているのが実情。そこで、ライトワークスは、日本の法令や制度、文化などを学習できるeラーニング教材を現地語で制作し、日本での就業を検討している外国人材に対して、ポータルサイトにて無償で提供する。それらの教材群では、在留資格制度といった制度面だけでなく、日本企業におけるキャリアの考え方といった働くことから、ゴミの出し方などの暮らしのことまで、幅広く学習することができる。第1弾として、ベトナム人向けにベトナム語の教材を無償提供する(2021年6月頃に提供開始予定)。
それに先行して4月20日より提供開始する外国人採用企業向けシリーズは、2~3分程度の短い動画教材(マイクロコンテンツ)で構成されており、外国人材受け入れの際の法務・労務に関する最新情報や知識に関して学ぶことができる。入門編では、外国人雇用制度や在留資格制度、外国人材に関する法令などの概要を学べる。基礎編では、外国人材の採用手続きや届け出、人事制度やキャリア構築など、外国人材を雇用する際に必要な具体的な内容について学習できる。入門編および基礎編の最後に確認テストがあり、学習した内容の習熟度を測ることができる。
同社が提供する教材シリーズの学習を修了した人および企業には修了証を発行し、その修了証を保有している外国人材と企業とをマッチングするサービスを2021年秋頃に提供開始予定としている。正しい知識を持った個人と企業を結び付けることで、ギャップやトラブルの少ない良好な雇用関係の達成を後押しする。