タレンタは、採用ソリューション「HireVue AIアセスメント」について、10月下旬に大型アップデートを行う。
同サービスは、構造化面接の手法を用いて社会人基礎力(コンピテンシー)を自動判定するソリューション。単なる「印象」ではなく、回答内容の中の行動事実に基づいて候補者の「実力」を定量的に評価できるという。また、プロの面接官の評価基準を学習しており、高精度で公平・公正な選考を実現する。2020年12月のリリース以降、ユニ・チャーム、阪急阪神百貨店など20社以上が導入した。
新バージョンでは、評価可能なコンピテンシー指標が追加される。具体的には、AI判定が可能なコンピテンシー指標に、ユーザーからの要望が多かった「ストレス耐性」「信頼性」 の2項目を新たに追加した。従来から利用可能なコンピテンシー指標と合わせて合計7つの指標をAI判定できるようになった。
- 達成意欲と主体性
- 学習意欲
- 状況適応力
- チーム志向
- コミュニケーション能力
- ストレス耐性(新規追加)
- 信頼性(新規追加)
また、企業固有の人材要件に応じて、使用するコンピテンシー指標を自由にカスタマイズできるようになった。企業ごとに経年でデータを蓄積することで、志望度やカルチャーフィットを加味した完全カスタムモデルを構築できる。さらに、22卒新卒採用選考で蓄積したデータをもとに追加トレーニングを実施し、性能評価指標が約50%改善した。
今後、HireVue AIアセスメントは以下の機能強化が予定されている。
- 他採用領域(キャリア採用、パート・アルバイト採用)への展開
- 利用可能なコンピテンシー指標およびコンピテンシー質問の継続的な増強
- 不正検知機能の強化(回答内容の重複チェック機能)