日本IBMとニューズピックスは、経団連が提唱する「役員に占める女性役員比率『2030年に30%へ引き上げ』」目標の実現に向け、2022年春より女性向けリーダーシップ育成プログラムを提供開始する。
同プログラムにおいて、NewsPicksはこれまで築いてきたコンテンツプロデュース力やコミュニティー形成・運営のナレッジを活用。特に、NewsPicksの公式コメンテーター「プロピッカー」として活躍する女性リーダーとの座談会や、参加者同士のネットワーキングを促進することで、「自分にはとても管理職は務まらない」「管理職として経験不足だ」「公私の両立が想像できない」などの悩みや課題の解消に取り組むとしている。
また日本IBMは、同社の女性コミュニティーメンバーであるJWC(Japan Women’s Council)をはじめ、HR領域の専門コンサルタントや人事担当者が、部門の枠を枠を超えて自らの経験や知見を踏まえ、女性が管理職への挑戦の際に抱く悩みや課題感を解消。マインド・知識・スキルを獲得できる研修や、ネットワーキングおよびメンタリングの場を共創した。
なお、プログラムの受講対象者は次期女性管理職候補を想定しており、受講期間は3ヵ月間程度。プログラムはオンラインでの受講が中心となる。今後、受講希望者はNewsPicksの特設ページから申し込みが可能だという。
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