レバテックは、20〜39歳までのITエンジニア・クリエイター207人を対象に、副業に関する調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
約7割のITエンジニア・クリエイターが副業を考えていると回答
「あなたは、休日や業務時間後などの空いている時間に副業をしたいと思いますか」という質問に対し、約7割のITエンジニア・クリエイターが、「休日や業務時間後などの空いている時間に副業をしたいと考えている」と回答した。雇用形態別では、正社員が58.5%、フリーランスが75.2%と、どちらも高い水準にある。働き方改革の推進や新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、リモートワークが一般化したことにより、副業のニーズが高まったと考えられる。
約3割の正社員が副業を希望し、実際に動き始めている
副業をしたいと回答した人のうち、約6割のITエンジニア・クリエイターが「既に副業をしている(35.5%)」「副業先を探している(24.6%)」と回答した。「既に副業をしている」と回答した人の割合を雇用形態別でみると、「正社員(16.1%)」「フリーランス(51.3%)」で35.2ポイントの差が見受けられ、フリーランスは正社員よりも比較的柔軟な働き方を選択できていることが要因と考えられる。また、正社員の約3割が「副業先を探している」と回答しており、現在正社員の副業を認めていない企業も、今後副業を認めることで、社員の定着や採用成功につながるといえる。
副業をしたい理由の1位は「収入を増やしたい」
副業をしたい理由で最も多いのは「収入を増やしたい(82.6%)」となり、次いで「収入を得る手段を複数持っておきたい(49.3%)」「自身の強みを伸ばしたい(26.8%)」と続いた。
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