ITコーディネータ(以下、ITC)は、IT利活用に向け、経営者の立場に立った助言や支援を行い、IT経営を実現する人材であることを証明する資格。ITC資格を取得するには、このITC試験に合格し、ケース研修を受講することで、ITC資格の認定を受けることができる。
試験は、ITCの基本ガイドライン「ITコーディネータプロセスガイドライン Ver.2.0」、「ITコーディネータ実践力ガイドライン Ver.2.1」 に基づき出題される。
なお、資格Zineでもこちらで紹介したとおり、2016年9月にプロセスガイドラインがバージョン3.0に改訂されている。この改訂は2017年8月〜9月に実施される第36回試験から出題範囲に反映され、第35回はバージョン2.0が出題範囲の最終試験になる。
試験概要は次のとおり。
試験予約期間 | 2017年2月1日〜3月10日 |
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試験実施期間 | 2017年2月10日〜3月13日 |
問題形式 | 多岐選択式(CBT試験) |
問題数 | 100問(必須60問、選択40問) |
受験時間 | 120分 |
受験料金 | 1万9440円(税込み) |
試験会場 | シー・ビー・ティ・ソリューションズが設置する全国のCBT試験会場 |
申し込み |
ITCメンバーIDを取得後、受験チケットを購入または、受験予約の際に クレジットカードまたはコンビニ/Pay-easy払いを選択可能 |
なお、ITコーディネータになるには、ITコーディネータ試験以外に、「専門スキル特別認定試験」を受験するという方法もある。この試験は、試験予約開始時点(今回は2017年2月1日)で、専門スキル特別認定制度の対象資格を保持している人に向けた制度で、公認会計士や税理士、中小企業診断士、PMPなど、指定の資格のいずれかの資格を保持している人を対象としている(対象となる資格の一覧はこちら)。試験内容には、次のような特色がある。
- ITC試験の出題範囲のうち「ITCに求められる基本問題と応用問題」が対象
- 出題形式はCBT方式で、多肢選択式
- 試験時間は80分
- 受験料は9720円(税込み)
専門スキル特別認定試験の詳細は、こちらを確認してほしい。