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IPA、ITパスポート試験の出題構成と試験時間の見直しを発表、構成はシンプルに、試験時間は短縮

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 ITパスポート試験は、平成21年春期試験まで実施されていた「初級アドミニストレータ試験」の後継試験にあたる。平成23年11月から、従来のペーパー試験からPC上で受験するCBT方式に変更され、受験機会も年に2回(春期・秋期)から、会場が開いている日時であれば、年中受験できるようになった。しかし、CBT方式への移行後、受験者数が激減。情報処理技術者試験センターではその対策が急務となっていた。

 今回発表された試験の見直しでは、CBT方式を継続しつつ、出題構成をシンプルにし、受験時間を短縮。ITパスポートの受験者層であるIT系/非IT系を問わず幅広い層の社会人や学生がより受けやすくする配慮がなされた。IPAは「より多くの社会人・学生にiパスの活用促進を図るためには、時代に即した高い品質の試験問題を出題していくと同時に、受験者の視点に立ってより受験意欲を増進するような施策の実現が重要であると考え、出題構成と試験時間の見直しを実施した」と述べている。

 具体的には、現行165分の試験時間が、エントリーレベルの試験としては長いと判断し、解答に時間を要する中問[1]を廃止して同数の小問[2]に置き換えた上で、試験時間を120分に短縮した。ただし、全体の出題数(100問)は変えていない。これによって、試験結果の信頼性は維持したまま、受験者の負担感を軽減したという。

 見直しを適用した試験の開始は、来年3月5日から。なお、出題構成と試験時間以外(採点方式や合格基準)に変更はない。試験の詳細や最新情報は、こちらの情報処理技術者試験センターのWebページを参照のこと。

今回変更された点

[1]: 1問の中に4つの設問がある問題。1つの状況設定に対し、複数の視点から知識・理解を問うことを目的としている。

[2]: 1問の中に設問が1つだけの問題。

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