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ケースに見る留学生の就職 | #3

【ケース③】留学生グエン・ヴァン・リンさんの就職──監理団体の正社員を目指したわけ

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 日本の労働人口が減少の一途をたどっている現在、来日して学ぶ「留学生」の採用は、企業が人材を確保する上で欠かせないパスになる可能性があります。本連載では、日本で就職した留学生にその理由や入社に至る過程などを聞き、就職先として選んでもらうためのポイントなどをお伝えします。今回は筆者の専門ゼミに所属し、コロナ禍の2022年3月の大学卒業後、国際人財支援事業協同組合に就職したベトナム国籍のグエン・ヴァン・リンさんのケースを紹介します。

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図1:グエン・ヴァン・リンさん(左)と筆者(右)《出所》筆者作成
図1:グエン・ヴァン・リンさん(左)と筆者(右)《出所》筆者作成

 グエン・ヴァン・リンさんの就職のケースを紹介するにあたり、2022年9月10日の午前に東京・大塚駅で待ち合わせて、次の5つの点についてヒアリングを行いました。

  • 国際人財支援事業協同組合では、どのような仕事をしていますか
  • 国際人財支援事業協同組合は、どのような方法で見つけましたか
  • 国際人財支援事業協同組合に就職するまでの過程を教えてください
  • 正社員として働くにあたって不安だったことや、企業に解決を助けてほしいと思ったことはありますか
  • 採用に至る過程において、改善されるとよいと思った点はありますか

国際人財支援事業協同組合では、どのような仕事をしていますか

 私は、国際人財支援事業協同組合に2022年5月に就職しました。国際人財支援事業協同組合では、技能実習生の受け入れから受け入れ後の支援を行っています。

 技能実習生の国籍は、ベトナム、インドネシア、カンボジア、タイ、中国、フィリピン、モンゴルなどさまざまです。技能実習生の受け入れでは、技能実習生の入国前の書類手続きや成田国際空港への出迎え、寮の部屋決めや日常生活の備品準備(布団、歯ブラシ、お箸、お皿など)、実習先企業へ送り出す前のオリエンテーション、研修センターでの1ヵ月間の講習運営などの支援に携わっています。

 技能実習生は、講習を通じて日本語だけでなく、日本の生活に関する知識や日本文化、法令、お辞儀や挨拶といったビジネスマナーを学習します。私自身も千葉県にある技能実習生の寮の横に居住し、来日後の生活の状況確認のほか、自分が経験した日本の生活の楽しさや学んだことを伝え、技能実習生が日本の生活に1日も早く馴染んでもらえるように心掛けています。

 また、技能実習生の実習先企業へ送り出した後は、電話やSNSなどで定期的に技能実習生に実習の様子をヒアリングし、日本での生活で困っていることなどを確認しています。さらに、母語を用いて、在留外国人向けた特定技能外国人の募集などにも携わっています。

国際人財支援事業協同組合は、どのような方法で見つけましたか

 国際人財支援事業協同組合は、日本経済大学の大学2年生の頃に出会い、東京で一緒に暮らすようになった同邦女性のグエン・トゥ・ハさんに紹介してもらいました。ハさんは、国際人財支援事業協同組合を経由して2021年11月に飲食店に就職しました。

 2021年4月から就職活動を始めた私は、当初、同邦の友達が日本で起業した日越の貿易会社に就職する予定でした。しかし、コロナ禍でその会社が赤字になり、就職が難しくなってしまいました。そのような私の就職活動の状況を知っていたハさんは、お世話になっている国際人財支援事業協同組合の採用担当者に正社員を募集しているかを確認してくれました。採用担当者からは、正社員を募集しているという話を教えてもらい、ハさんは私のことを推薦してくれました。

 私は大学3年生のときに山下先生(筆者)に依頼され、日本語教育機関から日本経済大学に進学を考えている留学生向けに開催するオープンキャンパスで、日本語での説明で分からないことを母語で説明したり、個別進路相談で通訳をしたりしていました。この活動を通じて、私は来日した方へ通訳を行うことの喜びや大切さを学び、来日する外国人の支援を行う仕事に携われるといいなと考えるようになっていました。

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この記事の著者

山下 誠矢(ヤマシタ セイヤ)

群馬大学社会情報学部卒業。横浜市立大学大学院国際マネジメント研究科博士前期課程修了。修士(経営学)。企業でコンサルティング業務従事後、早稲田文理専門学校経営ビジネス系教員/教務主任等を経て、日本経済大学経営学部経営学科専任講師。現在、日本経済大学経営学部経営学科教務部長補佐/准教授。留学生を対象とし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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