ラボラティックは、人的資本経営を実践する企業向けに、ビジネスチャットツール「Slack」の組織のコミュニケーション状態を解析・数値化するサービス「NEWORG (ニューオーグ)人的資本データプラン」を開始する。チャットのデータに組織情報を掛け合わせて、組織間・人材間のつながりなどを可視化・数値化する同サービスにより、企業は組織としての取り組みの検討などを推進できるという。
同サービスでは、利用希望企業の経営状況や目指す姿を最初にヒアリングし、それをもとに最も効果的な数値のみ提案。これにより組織施策やフォロー内容自体を絞ることで、成果をより出しやすくする。また、データを介した施策の立案プロセス・運用などの知見やノウハウを社内に蓄積し、施策を利用企業が自律的に実践できることを目指し、分析データの納品時には、データの考え方や結果を説明するとともに状況の仮説なども伝える。なぜ、どのように、何の施策を推進するかを、利用企業自身がデータから検討し、策定していくプロセスを体感してもらうことが、データを活用した人的資本経営の第一歩であるからだという。
今回のサービス提供について、同社 代表取締役の野口麗奈氏は、「人的資本経営や開示事項にも、非財務指標と紐づいたデータのKPI設定などが取り組み項目に挙げられています。組織を成立させているのは、コミュニケーションです。弊社がこれまで蓄積した、コミュニケーションデータ解析のノウハウは、人的資本経営の潮流と合わせることで、より組織における定着の場を広げていけると確信しています。人的資本の開示などをきっかけに、コミュニケーションデータの活用と定着が進むよう、弊社も多くの企業様をデータでご支援できればと思っています」と述べている。
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