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HRzine Day 2024 Winter

2024年2月1日(木)12:00~17:40

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人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

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タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
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採用管理システム
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変わる個人と会社の幸福な関係 | 第3回

リスキリングとキャリア自律を実装するためにカギとなる3つのポイント

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 2022年の「新語・流行語大賞」にリスキリングがノミネートされるなど、「リスキリング」は2022年、人材界隈にとどまらない広がりを見せつつあります。グローバルからやってきた①人的資本経営に紐づく人への投資の流れ、②キャリアのオーナーシップは個人へ ③両者を結びつけるリスキリング……これらが2023年以降も続く、企業と人をめぐる潮流であることは確実です。では、具体的にこの「人への投資」「キャリアオーナーシップ」「リスキリング」をどう組織やチームへ実装していけばよいのでしょうか。最終回では、事例や調査を見ながら3つのポイントを上げたいと思います。

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学ぶ人がいる組織をつくる3つのポイントとは

「最も長く時間を共にするあなたの周りの5人の平均があなた自身である」
“You are the average of the five people you spend the most time with.”

 アメリカの起業家で、モチベーターでも知られるジム・ローンのこんな言葉を、皆さんも耳にされたことはあるでしょう。

 社員に「学んでほしい」「スキルアップして力を付けてほしい」と思うならば、ニワトリかタマゴかみたいな話になりますが、「学ぶ人を周囲に増やすこと」が近道なのは間違いなさそうです。

 では、学ぶ人がいる組織、つまりは「人への投資」→「リスキリング」→「キャリアオーナーシップ」が循環する組織をつくるには何が必要か。私自身のこれまでの取材や、社会人の学びのサブスクリプションの会社での経験から、次の3つが言えると考えています。

  1. 業務としての学びの時間
  2. チャレンジングな仕事の機会
  3. キャリアの共助

 それでは個別に見ていきましょう。

1. 業務としての学びの時間

 「自律的な学びを行うには、本人たちはもちろん周囲の雰囲気も大事。最近では業務中に時間を決めてしっかり学ぶように、独自で指導してくれる部署も出ています」

 そう話すのは、25もの事業会社がホールディングス(親会社:USEN-NEXT HOLDINGS)傘下に集まって構成されるUSEN-NEXT GROUPの人事担当者です。

 同グループでは、人材育成の一環として新人向けに「オンライン×自律的×多様な成長機会」をテーマとする若手育成研修プログラムを人事手動で展開。きっかけは、コロナ禍のリモートワーク。日常業務を行う相手以外との交流が、若手の間で激減したことにあったそうです。

 社外のビジネスパーソンのコメントも見られるなど「外の風を感じられるサービス」ということで、Schooをご利用いただいている企業の一つです。注目すべきは学びの習慣を、自主性に任せるのではなく会社のプログラムとして運用し、「業務の一環として」学ぶ時間や機会を確立していることです。

 この「業務時間にリスキリングや勉強の時間を取り込んでいるか」は、人への投資において非常に重要なポイントです。

 目の前の業績目標達成に時間を使うのは当然とはいえ、何パーセントかは未来への投資として「業務としてのリスキリング」「業務としての勉強時間」に当てられる環境をつくれているか。これをなくして「勤務時間外に学んでおいてください」であっては、まずもって「学ぶ人がいる組織」をつくれているとはいえません。

 グローバルでも、アマゾンやウォルマートが、非エンジニアなどからテクニカル職の社員を新たに育成するAmazon Technical Academy、ウォルマートによるVRを使ったプログラムなどを実施。いずれも業務の一環として組み込まれているのが特徴です。

 「業務の一環として、勤務時間に学びを導入できているか」

 一見シンプルなようで、これを実装できているかどうかは、リスキリングの成否を分ける大きな分岐点でもあるのです。

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この記事の著者

滝川 麻衣子(タキガワ マイコ)

大学卒業後、産経新聞社入社。広島支局、大阪本社を経て2006年から東京本社経済部記者。ファッション、流行、金融、製造業、省庁、働き方の変革など経済ニュースを幅広く取材。2017年4月からBusiness Insider Japanの立ち上げに参画。記者・編集者、副編集長を務め、働き方や生き方をテーマ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/4520 2022/12/26 08:00

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