プラスアルファ・コンサルティングは、花王が、タレントマネジメントシステム「Talent Palette(以下、タレントパレット)」を導入し、2022年6月より、「花王のOKR」の運用に活用していることを発表した。
花王では、「社員活力の最大化」を実現するためには、グローバルを含めた全社員の人材データを一元化・適宜収集し、人事部だけでなく、マネジメント層や社員まで、それぞれの権限範囲内で情報を開示し活用していく必要があるとし、その取り組みの一つとしてOKRの運用を開始した。しかし、当時は人事情報を基幹システムのみで管理しており、権限設定や操作性が複雑なため、人事部しか情報を確認できないことが大きな課題となり、タレントマネジメントシステムを検討するに至った。
同社は、「独自のOKR運用に対応」「グローバルで活用するための多言語」「細かな権限設定」など、複数の必須事項を選定検討の軸とし、それらを全て網羅しているかつ、今後の企業成長を見据えた際に、データを保管しておくのみならず、人材データを分析・活用をして人事戦略を推進し実現していく必要があるとし、タレントパレットの導入を決定した。
花王のOKRでは、社員の一人ひとりが中長期的な視点で「こうありたい」という挑戦を促し、たたえることを目的とし、個人が作成したOKRは、上司・部下の間だけではなく、同僚や他部門の社員にも公開。タレントパレットの中で同じ志や夢を持つ仲間を検索でき、「つながり」から社員のワクワクや共創を生み、最終的には「社員や会社の成長」につながると考えているという。
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