ヒューマネージは、「2023年卒 就職活動に関するアンケート」の結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
入社先を決めた理由、「社員の魅力」が減少し「事業内容」が初めてトップに
企業の内定者を対象に、入社予定企業について、「その企業に入社を決めた理由(単一回答)」を尋ねたところ、「事業内容」が最多となり(17.9%)、次いで「社員の魅力」(16.9%)、「企業理念・価値観」(11.2%)となった。
「社員の魅力」は、2013年卒を対象に行った調査以降、ずっと最多だったが、今回初めて「事業内容」が上回った。10年前の調査結果と比較すると、「社員の魅力」が半分近くまで減少し(29.1%→16.9%)、「事業内容」が増えている(11.0%→17.9%)ことが分かる。
10年前からの変化=就社から就職へ、就職活動生のキャリア観の変化が背景に
同社は同アンケート調査を毎年実施しており、入社先を決めた理由(単一回答)について、2013~2023年卒の推移は以下のグラフとなる。「社員の魅力」「社風」は、2013年以降、減少傾向にあり、他方「事業内容」は徐々に増えていることが見て取れる。
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