IPAは、2016年10月24日から受付を開始した新たな国家資格「情報処理安全確保支援士(呼称:登録セキスペ)」の初回申請は2017年1月31日に締め切られ、4月1日付けで4172人を登録セキスペとして登録したことを発表した。また、登録者にはIPA理事長名の入った登録証と今後3年間の講習受講計画の送付とともに、IPAのWebサイト(PDF)にて、登録番号と氏名、勤務先などを含む登録者情報が公表されている。
今回の登録により、登録セキスペは資格名称や登録番号を併記したロゴマークを名刺やビジネス文書、論文などにおいて、次の画像のような掲示が可能になる。
登録者の内訳
登録者の属性内訳は次のとおり。平均年齢は40.5歳、男女比は男性が約95%を占めている。地域別では関東地方が約7割、続いて近畿、中部・東海と続いている。また、すべての都道府県に登録セキスペが誕生している。
次回登録は現在受付中で、締め切りは2017年7月31日(月)。申請が可能な対象者は、経過措置対象者[1]および情報処理安全確保支援士試験合格者。
なお、第1回目となる情報処理安全確保支援士試験は2017年4月16日(日)に平成29年度春期試験が行われるが、受験応募者は2万5000人を超えている。
注
[1]: 「情報セキュリティスペシャリスト試験」「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」それぞれの既存合格者は、経過措置対象者として2018年10月1日付けの登録まで登録セキスペになる資格がある。経過措置対象期限が2018年10月20日であることから、受付期間が8月19日まで延長されており、2018年10月1日付けの登録は、2018年8月19日(当日消印有効)までに申請する。