VCP-DCVは、ヴィエムウェアの提供するデータセンター仮想化製品「vSphere」に関する知識を有していることを示せるワールドワイドな資格。VCPの下位にはVCA(VMware Certified Associate)、上位資格にVCAP(VMware Certified Advanced Professional)、VCIX(VMware Certified Implementation Expert)がある。VCP-DCVの最新版はvSphereバージョン6に対応するため「VCP6-DCV」と呼ばれている。試験はCBT方式が用いられ、ピアソンVUEの認定試験会場にて日本語で受験可能だ。
VCP資格には試験合格後2年間という有効期限がある。資格を保持し続けるには現在リリース中のVCP資格試験に合格するか、上位資格試験に合格する必要がある。保持している資格が失効した場合、新規資格取得と同じプロセスを踏まなくてはならない。新規に資格を習得するには、試験の前提となるトレーニングを1コースを受講した後、2つの試験に合格する必要がある。
ただし、2017年3月31日にvSphereバージョン5対応のVCP5-DCV資格自体が失効した。気づかないまま、あるいは対応に遅れてVCP5-DCVを失効させてしまった人もいるだろう。
ヴイエムウェアではVCP5-DCV資格を失効させてしまった人向けに、VDC6-DCV再取得用トレーニング「VMware vSphere: What's New [V5.5 to V6] 」の受講料と、「vSphere 6 Foundations Exam」試験および「VCP6-DCV」試験の試験バウチャーのセットを提供している。トレーニングは2日間の教室におけるインストラクターとの対面トレーニング、または納品日より30日間受講可能なオンデマンド型のオンライントレーニングから選択できる。このセットの購入費は、教室・オンラインどちらのトレーニングを選んでも20ラーニングクレジット。20ラーニングクレジットは19万0200円(税抜き)で購入できる。
トレーニングの内容(モジュール)は次のとおり。
- コースについて
- vSphere 6の概要
- インストールとアップグレード
- コンピューティングの機能強化
- 管理における機能強化
- ストレージの機能強化
- ネットワークの機能強化
- 可用性の機能強化
インストラクターとの対面トレーニングは次の日程・場所に行われる。
日時 |
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場所 | VMware品川トレーニングセンター(日本サード・バーティ内) |
ラーニングクレジットの購入とトレーニングの申し込みはこちらから。
なお、オンデマンド型のオンライントレーニングはラーニングクレジットを購入後、こちらから申し込める。コースはすべて英語で行われるが、このトレーニングを申し込んだ人には、非売品の日本語テキストがプレゼントされる。