カオナビは、同社のタレントマネジメントシステム「カオナビ」に、ラーニングマネジメントシステム(LMS)機能「ラーニングライブラリ」を追加した。
労働人口の減少を背景に、DX人材の育成や人的資本への投資などのため、政府はその必要性を訴えている。各企業も主体的に従業員の新たなスキル開発(リスキリング)を進め始めた。
そのような状況の中、タレントマネジメントシステム「カオナビ」においても、従業員の情報を管理するだけでなく、企業力を高めることを目指し、「ラーニングライブラリ」をリリースしたという。
同機能の概要は次のとおり。
- ①eラーニングの受講と履歴・成績の管理機能
- 従業員ごとに、受講推奨や受講必須のeラーニングを一覧で表示。そのまま「カオナビ」上で受講できる。受講したものは履歴として閲覧可能。
- ②従業員によるコンテンツ作成・共有機能
- 企業から推奨されたプログラムを受講するだけでなく、従業員自らコンテンツを作成することも可能。インプットだけでなく、アウトプットによる自己成長の機会を提供する。また、企画書や商談、接客など、各従業員が持つナレッジを共有することで、属人化しがちなスキルを組織全体に向けて公開できる。
なお今秋には、カオナビの登録情報を紐付けた受講成績の集積・管理機能や、従業員ごとに強化したいスキルのeラーニングを推奨するレコメンド機能、カオナビオリジナルの研修コンテンツを追加予定。来春には集合研修の申し込み管理や受講後のアンケートなど、運営をデジタル化する機能も実装していくと同社は述べている。
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