オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は、ポイント制退職金制度の運用を支援する「退職金管理 for 総務人事奉行クラウド」「退職金管理 for 総務人事奉行V ERPクラウド」(以下、退職金管理オプション)を発売する。
ポイント制退職金制度は、従業員の貢献度を退職金に反映させやすく、中途入社でも不利になりにくいため、働き方が多様化する中で検討する企業が増えている。一方で、ポイント制退職金制度の運用には、毎年のポイント算定と累計ポイントの管理などが必要で、一般的な人事・給与システムでは対応できず、業務負担が大きいという側面がある。
退職金管理オプションでは、毎年のポイント積み立てから退職金計算までのすべての業務プロセスをデジタル化することで、ポイント制退職金制度における業務負担を削減できる。
退職金管理オプションの特徴は次のとおり。
- 社員情報を利用した最大3次元のポイントテーブル設計で、あらゆる企業の退職金規程に対応
- 退職金規程で定められているポイントテーブルは、勤続年数や役職などの社員情報を利用して設計できる。最大3次元テーブルまで対応しているため、柔軟なポイントテーブルの設計が可能。
- ポイント算定期間の社員情報をもとに付与ポイントを自動計算
- 計算ミスがなくなり、作業時間を削減できる。また、従業員へ付与されたポイントやポイントの合計を通知する「退職金ポイント通知書」が自動で作成される。
- 退職金計算、住民税・所得税控除額の計算を自動化し、社員退職時の業務負担を削減
- 社員退職時には、退職金の金額を自動計算する。ポイント算定期間中に退職した場合の按分計算にも対応でき、所得税や住民税も自動計算するため、計算ミスを防止し、作業時間を削減できる。また、退職金計算の内訳を示した「退職金計算書」を出力できるほか、振り込み用のFBデータも作成できる。
- 住民税・所得税の納付から退職所得の源泉徴収票の電子申告まで一気通貫で実現
- 「給与奉行クラウド」「法定調書奉行クラウド」といっしょに利用することで、住民税・所得税の納付から退職所得の源泉徴収票の作成までデジタル化できる。
価格(税抜き)は次のとおり。契約は法人単位で年間契約となる。
- 退職金管理 for 総務人事奉行クラウド 月額:1万7500円(年間:21万円)
- 退職金管理 for 総務人事奉行V ERPクラウド 月額:2万7500円(年間:33万円)
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