パーソルダイバースは、障害者採用に取り組む企業に向けて、障害者の採用事務作業代行(RPO)を常駐して行う常駐型サービスを6月より提供する。
同サービスは、障害者雇用支援コンサルティング実績のある専任のコンサルタントが企業に常駐し、業務設計から職域開拓、母集団形成、採用準備、受け入れ準備における事務を代行するというもの。
常駐チームは障害者採用計画や採用人数、配属先や業務内容などに基づいて構成される。業務が決まっていない場合には、企業内の業務の内容・量・実施タイミングを洗い出し、担当業務を決定する。求人票の作成や説明会、支援機関や人材紹介チャネルからの母集団形成、選考の同席、配属先への受け入れ研修といった実務も代行するという。
また、入社後に面談などを通じて就業状態を確認し、アドバイスや管理者へのフィードバックを行う「雇用支援サービス」もオプションで提供する。
同サービスのメリットは次のとおり。
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- 業務設計や採用工数の削減、スピードアップ
- 専任のコンサルタントが企業に常駐して業務創出から採用実務を担うため、採用担当者の確保や育成、業務創出や準備などにかかる工数を削減でき、スピーディーな採用活動が可能になる。
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- 雇用ノウハウを蓄積し、自社の採用プロセスを構築
- 同社の障害者雇用ノウハウ移管を視野に入れて支援するため、利用企業は採用ノウハウの蓄積や障害者採用プロセスの構築を通して、将来の採用業務の内製化を図れる。
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- 自社人材として定着・活躍を見据えた支援
- 採用だけでなく、採用後に定着・活躍できる状態を見据えた業務設計や採用支援を行う。配属先へ「障害のある方と共にはたらくこと」そのものへの理解をうながす研修を実施し、人材定着を支援する。
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