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リスキリングの意欲がある人は約9割 「流行の1つではなく、当たり前であってほしい」の声—ライボ調べ

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 ライボの調査機関「Job総研」は、「2023年 転職とリスキリングの意識調査」を実施した。

約6割が自身のキャリアに納得している

 回答者全体の554人に自身のキャリアの納得度を聞くと、「とても納得している」(7.4%)、「納得している」(16.6%)、「どちらかといえば納得している」(39.0%)の計63.0%が「納得している派」となった。また、現時点の転職意欲を聞くと「とてもある」(15.9%)、「ある」(11.9%)、「どちらかといえばある」(26.1%)の計53.9%が「ある派」であった。

転職意欲のきっかけは「給与や待遇への不満」が最多

 転職意欲があると回答した298人にきっかけを聞くと、「給与や待遇への不満」が56.7%で最多になり、次いで「仕事にやりがいを感じない」が41.9%、「会社の将来性や経営への不安」が29.2%と続いた。また、回答者全体の554人に転職に求める条件を聞くと、「給与や待遇」が78.3%で最多回答になり、次いで「仕事のやりがい」が52.5%、「ワークライフバランス」が49.8%と続いた。

学び直しの意欲がある人は約9割

 回答者全体の554人に転職時に学び直しをする意欲の有無を聞くと、「とてもある」(30.9%)、「ある」(29.1%)、「どちらかといえばある」(29.3%)の計89.3%が「ある派」となった。また、学び直しの意欲があると回答した495人に身につけたいスキルを聞くと、「英語」が29.3%で最多となり、次いで「データ分析」が18.6%、「ITリテラシー」15.6%、「マーケティング」15.4%、「プログラミング」が11.7%と続いた。

 また、学び直し意欲があると回答した495人に理由を聞くと、「専門スキルを習得するため」が52.1%で最多となり、次いで「キャリアパスを追求するため」が39.2%、「競争のある人材になるため」が35.8%と続いた。また、学び直し意欲がないと回答した59人に理由を聞くと、「競争のある人材になれない」が22.0%で最多となり、次いで「未来の自分への投資にならない」が18.6%、「キャリアパスに繋がらない」が16.9%と続いた。

約6割がリスキリング支援の名前も内容も知っている

 回答者全体の554人にリスキリング支援の認知を聞くと、「名前と内容どちらも知っている」が35.4%で最多であった。「名前も内容もなんとなく知っている」(23.8%)を合算した59.2%が「知っている派」となった。また、リスキリング支援の内容を説明したうえで、回答者全体の554人にリスキリング支援を受けたいかを聞くと、「受けたい派」が71.0%で過半数を占め、「受けたくない派」は29.0%となった。

 寄せられたコメントは次のとおり。

  • リスキリングが流行りの1つではなく、今後も当たり前の存在としてあってほしい
  • 今後日本でもジョブ型雇用が一般化するとなると、リスキリングとそれに対する支援はありがたい
  • リスキリング支援を受けて、転職を考える際に専門スキルを身につけて収入アップしたい
  • 転職理由は職場環境への不満が大半だと思うけど、前向きな転職のためリスキリングは良い機会
  • 終身雇用は過去のもの。自分でキャリアを描いて必要に応じリスキリングと転職を検討したい

 なお、同調査の概要は次のとおり。

  • 調査対象者:現在職を持つすべての社会人、JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
  • 調査条件:全国/男女/20~50代
  • 調査期間:2023年8月2日~8月7日
  • 有効回答数:554人
  • 調査方法:インターネット調査

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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