学情は、20代の社会人を対象に、転職先のリスキリングの取り組みや教育制度をどの程度意識するかについて、アンケート調査を実施した。
調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年3月13日~3月23日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:20代の社会人(20代専門転職サイト「Re就活」、Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)
- 有効回答数:478名
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
6割以上が転職活動時にリスキリングの取り組みや教育制度を意識
転職活動時に、企業のリスキリングに関する取り組みや研修・教育制度を「意識する」と回答した20代は20.9%となった。「どちらかと言えば意識する」の41.4%と合わせると、6割以上の20代が転職活動において、企業のリスキリングに関する取り組みや研修・教育制度を意識していることが分かる。
コメントには、「社員の能力開発や生産性の向上に力を入れている企業は、今後も成長していくと思う」「人的投資に力を入れている企業は、成長力や競争力が高いと感じる」「今の能力やスキルを活かしながら、さらに能力開発やスキル習得ができる環境で仕事をしたい」「仕事を通して成長していきたい」「研修や教育制度が充実している企業のほうが、成長意欲の高い人材が集まり、お互いに刺激し合いながら仕事ができると思う」といった声が寄せられた。
リスキリングの取り組みによって志望度が上がる20代は約7割
転職活動時に、企業のリスキリングに関する取り組みや研修・教育制度を知ると「志望度が上がる」と回答した20代は28.5%、「どちらかと言えば志望度が上がる」は45.6%であった。7割以上の20代が、転職活動において企業のリスキリングに関する取り組みや研修・教育制度は志望度に影響すると回答している。
「社員のスキル習得を積極的に支援する企業は、企業としても新しい取り組みや挑戦をしていると感じる」「人的投資に力を入れている企業は、優秀な人材が集まり、業績も伸びていくと思う」「自身が成長できる環境で仕事をしていきたい」といった声があった。
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