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HRzineニュース

リスキリングの認知度は約30ポイント上昇も、1人あたりの年間予算は減少傾向に—月刊総務

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 月刊総務は、全国の総務担当者を対象に「社員の学び(リスキリング)についての調査」を実施した。

 調査の概要は次のとおり。

  • 調査名称:社員の学び(リスキリング)についての調査
  • 調査機関:自社調査
  • 調査対象:『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者ほか
  • 調査方法: Webアンケート
  • 調査期間:2023年6月13日~6月24日
  • 有効回答数:103件

年次が上がるにつれて学びの機会が減っている企業が7割以上

 年次が上がるにつれ、学びの機会が減っていると思うか尋ねたところ、「とても思う」「やや思う」が合わせて74.8%と、7割以上の企業が学びの機会が減っていると思っていることが分かった。

リスキリングに取り組む企業は9.2ポイント増加

 リスキリングとはなにか知っているか尋ねたところ、「よく理解している」「なんとなく理解している」が合わせて78.6%と、昨年7月の調査の50.9%から27.7ポイント増加した。この1年間でリスキリングの認知度が高まった結果となった。

 次に、リスキリングに取り組んでいるか尋ねたところ、「とても取り組んでいる」「やや取り組んでいる」が合わせて35.9%となった。昨年7月の調査の26.7%から9.2ポイント増加した。

9割以上の企業がリスキリングの「必要性を感じる」と回答

 リスキリングの必要性を感じているか尋ねたところ、「とても必要」「やや必要」が合わせて96.1%と、昨年7月の調査の86.6%から9.5ポイント増加した。ほとんどの企業がリスキングの必要性を感じていることが分かる。

リスキリングは必要だと思う理由
  • 新規事業展開やセカンドキャリア形成に必要
  • 社員が年齢だけを重ねて新しいスキルが身に付いておらず、新人を育てられそうな人材がいない
  • AI技術の進化により、職種・業務の変更に柔軟に対応することが必要だと感じたため
  • ジョブ型雇用が増えているため
リスキリングは必要ないと思う理由
  • 個人のやる気次第で、その気がない人に教育を施しても時間と労力、コストがかさむ
  • 業務内容による
  • リスキリングの前に、スキリングが必要だから
  • 自分での気づきで勉強しないと、過去の例から見ても効果が出にくい

 また、どの年齢層のリスキリングがとくに必要だと思うか尋ねたところ、「40代」(84.5%)、「50代」(67.0%)、「30代」(54.4%)と続いた。

身に付けさせたいスキルは「ITツールの活用」が最多

 どんなスキルを身に付けさせたいか尋ねたところ、前回の調査では「プロジェクトマネジメント」(73.8%)が最多だったのに対し、今回の調査では「ITツールの活用(SlackやZoom、営業管理ツール、基幹システムなど)」が59.6%で最多となった。

リスキリングに取り組む理由は「業務効率化」など

 リスキリングに取り組む理由を尋ねたところ、「業務効率化のため」が70.3%、「イノベーションを起こすため」が56.8%、「デジタルリテラシーを底上げするため」が54.1%と続いた、トップ3の回答が昨年調査とほぼ同じ結果だという。

 また、リスキリングに取り組んでいない理由を尋ねたところ、前回の調査では「何をすればよいかわからないから」(44.3%)が最多だったのに対し、今回の調査では「取り組むための予算がないから」が42.4%で最多となった。

教育メニューは「社員自身が学びたい内容を選択」が約8割

 リスキリングに取り組んでいる企業に、リスキリングの教育メニューはどのように決めているか尋ねたところ、「会社が教育プログラムを用意している」(21.6%)、「社員自身が学びたい内容を選択している」(78.4%)という結果になった。

  • 会社が教育プログラムを用意している:21.6%(昨年:31.0%)
  • 社員自身が学びたい内容を選択している:78.4%(昨年:69.0%)

 また、リスキリングの進捗管理をしているか尋ねたところ、「個別の習熟度を管理している」(5.4%)、「個人に任せている」(94.6%)となった。

  • 個別の習熟度を管理している:5.4%(昨年:13.4%)
  • 個人に任せている:94.6%(昨年:85.7%)

課題1位は「時間の確保」、2位「社員のモチベーション」が続く

 リスキリングの実施において課題に感じていることを尋ねたところ、「時間の確保」(70.3%)、「社員のモチベーション」(62.2%)、「教育プログラムの策定(何を学ぶか)」(56.8%)となった。

リスキリングの実施において課題に感じていること
  • リスキリング習得による新たな業務に取り組むチャンスが得られるかが問題
  • 社員のやる気を起こさせることと、学習の進捗度の把握が課題
  • 会社側が学ばせたい範囲と個人が学びたい範囲に差がある。その結果、時間・モチベーション・投資費用の考え方にも差が生まれている
  • いまの業務に必須のスキルでも学ぶ姿勢が見られない
  • 基本個人に任せているが、相談を受けたときに良いアドバイスができないこと

1人あたりの年間予算は減少傾向

 リスキリングの1人あたりの年間予算を尋ねたところ、「1万円未満」「1万円以上~3万円未満」が合わせて81.0%と、昨年7月の調査の64.3%から16.7ポイント増加し、1人あたりの年間予算が下がっている結果となった。

【関連記事】
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発足から1年で会員6万人、180パートナー、1000プログラム超えを発表—日本リスキリングコンソーシアム
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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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